芸能人夫婦の離婚で、離婚の原因は自分(または相手)の浮気が原因でしたと離婚後数年経ってから暴露をする人がいます。お笑いコンビのココリコ遠藤さんも、元奥様の千秋さんとの離婚は、遠藤さんの浮気が原因だったと一部認めるような発言をテレビでしていました。
こうした芸能人の浮気の暴露をテレビで見て、「いまさら離婚の原因を知っても…」と思った人も多いのではないでしょうか。
芸能界では、離婚後数年経って、離婚の原因が浮気だったことをテレビで暴露することが、一種の「禊」的な意味を持っているのかもしれません。
大物芸能人の中にも後から、別れた奥さん、または親友から、昔は複数の異性と関係を持っていて、大変な思いをしたという話を、トーク番組でされているところを見る機会もあります。
では、一般の方で元夫婦が離婚後に、「実は浮気をしていたんだ」と言われて、何も問題はないのでしょうか?
浮気をされていたことを知って「許せる」という人もいれば、離婚したとはいえ浮気をされていた事実に「許せない」と思う人もいるはずです。
もしかしたら慰謝料を取ることが出来たかもしれないと思うと、悔しい思いをする人もいるのではないでしょうか。
もしも、夫婦が離婚をするとき、少しでも「怪しいな」と思ったら浮気調査をして、浮気の事実がないか調べておくと、浮気の証拠があれば、離婚後でも慰謝料を請求することが可能です。
ただし、浮気の慰謝料の請求には、時効があります。時効期間内に慰謝料を請求できるよう、準備をしておく必要があります。
■ 浮気の時効はいつまで?
浮気に対する慰謝料の請求には3年間の時効期間があります。この時効期間を過ぎてしまうと、慰謝料の請求が出来なくなってしまうため、浮気に対する慰謝料の請求は3年以内に行わなくてはなりません。
この時効のカウントですが、「配偶者が浮気をしているとわかった時」から3年です。そのため、浮気調査を行い、浮気の証拠が手に入った日から、3年の間に慰謝料の請求を行います。
■ 時効が過ぎても慰謝料を請求できる場合がある。
もしも、時効が過ぎていても慰謝料を請求することができる場合があります。調停や裁判中は、時効のカウントを中断することができます。また、他の浮気相手(または同じ浮気相手)と再び肉体関係を持っていて、浮気が継続中だった場合、その浮気の証拠が揃っていれば、慰謝料を請求することが可能です。
離婚後に浮気をされていた事実が発覚した場合、いつから浮気をしていたのか確かめ、慰謝料の請求が可能か弁護士や探偵に相談してください。