ハリウッドスターや世界の大富豪が離婚したとき、相手に支払う慰謝料の額に驚かされることがあると思います。
そんな著名人の離婚で巨額の慰謝料をテレビや雑誌を通して知ったお茶の間の人の中には、「こんな大金、私(俺)だったらもう一生働かない」と思った人もいるのではないでしょうか。
しかし、ハリウッドスターや大富豪も海外の話で、日本の芸能人で巨額の慰謝料を払ったというニュースはあまり記憶に無い人も多いのでは?
そこで、日本の芸能人で巨額の慰謝料を払って離婚した人を調べてみたところ、日本の芸能界でも、驚きの金額を慰謝料として払っている方がいらっしゃいました。
歌手の千昌夫さんと、その元奥さんで歌手のジョーン・シェパードさんの離婚では、千昌夫さんがジョーン・シェパードさんに支払った慰謝料の額はなんと50億円。
ジョーン・シェパードの情報
千昌夫さんというとバブル期に不動産投資で成功したイメージもあり、その影響もあって、離婚当時の資産などを加味した慰謝料の額が50億円だったと言われると、納得はできるのですが、それでもかなり高額な慰謝料です。
では、著名人の離婚の慰謝料ではなく、日本の一般的な夫婦の離婚時の慰謝料がいくらになるのか、気になります。
一般的な夫婦が浮気が原因で離婚した場合、その慰謝料の金額は、300万円から500万円ほどです。
千昌夫さんがジョーン・シェパードさんに払った慰謝料の金額と比較すれば、たったそれだけ?と思った人もいるかもしれませんが、日本の一般サラリーマンの平均年収が400万円ほどですから、300万円から500万円の慰謝料というのが妥当な金額ともいえます。
千昌夫さんの経歴
この離婚時の慰謝料は、離婚する夫婦によって異なります。
慰謝料に、支払う慰謝料を算定する基準というものがあり、「夫婦の婚姻期間の長さ」、「年齢」、「不貞行為の期間の長さ」、「相手に与えた精神的な苦痛の程度」など、複数の条件によって慰謝料として支払う金額が計算されます。
また、ここでは不貞行為(浮気や不倫)が原因で夫婦が離婚をする場合の慰謝料の金額を計算したものですが、離婚に至った理由が夫婦の不貞行為以外だった場合、これとは違った慰謝料の算定方法が取られます。
そして、慰謝料は離婚をする夫婦によって金額に違いがあり、先ほど紹介した慰謝料の金額、300万円から500万円というのも、夫婦によっては離婚の慰謝料が100万円以下になる場合もあります。
この慰謝料の算定には、専門的な知識が必要になり、また、夫婦の不貞行為が理由で離婚する際、浮気相手にも慰謝料を要求するには、浮気をした夫婦と浮気相手が肉体関係を持っていたとわかる証拠が必要になります。
離婚時に夫婦で慰謝料の話し合いをする前に、弁護士、または探偵に相談をして、慰謝料を請求するために必要な事をまとめておくと、慰謝料請求の手続きがスムーズに進みます。
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