過去の浮気回数は離婚する時、浮気の証拠として使えますか?
配偶者が過去にした浮気の回数が、離婚にどのように影響するかは、証拠の有無によります。
配偶者が過去にした浮気の回数は、離婚時の慰謝料や交渉に影響します。
- 払われる慰謝料が増額される場合がある。
- 離婚の交渉がよりやり易くなる場合がある。
不貞行為に対する慰謝料の請求金額は、様々な事項を考慮して、
金額が決まります。様々な事項とは、下記に挙げるものです。
- 不貞行為を行った者の収入・財産。
- 不貞行為を行った者の社会的地位。
- 婚姻期間の長さ。
- 浮気をどちらが主導したか。
- 子供の有無(夫婦、浮気相手との子供、両方が対象)。
- 浮気をする前と後の夫婦関係の状態。
- 浮気を行っていた期間の長さ。
など、これらの事項を考慮して、浮気をした配偶者と浮気相手に請求する
慰謝料の金額が決まります。
今回、過去にした浮気の回数についてですが、
これは浮気を行っていた期間の長さと捉えることができます。
浮気相手との肉体関係が1回だけなら、請求できる浮気の慰謝料は減額される場合があります。
例を挙げると、出会い系サイトなどを通じて知り合い、
1度だけ肉体関係を持った場合や、風俗がこれに該当します。
逆に、1回以上、長年にわたり浮気相手と肉体関係を持っていた場合、
より悪質であったと判断され、慰謝料は増額される場合があります。
そのため、配偶者がいつから浮気を行っていたか、
配偶者と浮気相手に確認を取る必要があります。
しかし、配偶者と浮気相手も支払う慰謝料を少なくしたいと
思っているはずですから、浮気を行った正確な回数や期間を明かしません。
そもそも、いつから浮気関係になったか忘れるぐらい長く浮気関係を続けてきたという人もなかにはいます。
過去にした浮気の回数を調べるのは、かなり難しいため、
それが分かっている配偶者と浮気相手は、交渉や調停の場で言い逃れする
場合があります。
では、どうやって配偶者や浮気相手が言い逃れできないようにするかというと、それは浮気の証拠と交渉次第です。
言い逃れが出来ない明らかな浮気の証拠を揃え、配偶者と浮気相手と交渉を行ってください。
交渉では、浮気を行ったことを認めた証拠として、示談書を作成するようにしてください。
示談書は自分で作成することもできますが、法律事務所に相談して、
示談書の雛形を作成してもらうと、間違いなどの心配が少なく、安心できます。
一人で交渉するのが不安だという方は、弁護士に相談して、交渉の場に同席してもらうなど、事前に対策を取るようにしてください。
また、交渉についてアドバイスが欲しいという方は、当社でも配偶者や浮気相手との交渉方法について簡単なアドバイスをさせて頂いています。
交渉について疑問点などあれば、お気軽にご相談ください。
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