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未婚で子供を出産する時、どんな手続きが必要ですか?

既婚の出産と未婚の出産で手続きに大きな違いはありませんが、生まれてくる子供を父親に認知してもらうかどうかを考えなくてはなりません。 認知してもらう場合は、所定の手続きが必要になります。


未婚で出産するときに必要な手続きと準備とは?

未婚で出産するときに必要な手続きと、出産に向けどんな準備が必要?

結婚はしないが、子供は出産したいという女性は一定数いらっしゃると思います。

未婚で出産する場合、子供の父親となる男性からサポートを受けることが出来ないなどの問題が生じる場合もありますが、基本的に未婚でも子供を出産して養育することは可能です。

とは言っても、子育ては、父・母、ふたりそろっていてもストレスが溜まるものです。
それをひとりでこなすとなれば、相当な精神力が必要になってくることは想像に難くありません。

何らかの理由で男性と結婚できないという女性が出産や子育てをするという決断をするには、強い覚悟が必要だったと思います。
そんな女性のために、今回は、未婚で出産するときに知っておきたい必要な手続きと準備についてご紹介していきます。

未婚でも子供を出産すると決めた理由

未婚出産の手続きと準備について確認する前に、どういった理由で未婚出産をすることが多いのか、についてみていきましょう。

 1.父親に結婚できない理由がある

父親が既婚者だったりした場合、結婚することは難しくなります。
また、例えば彼氏が低収入・借金まみれで、結婚したいとは思えなかったため、未婚出産に踏み切ることを決意するケースもあります。

父親が結婚に向いていない、またはどうしても結婚できない事情がある場合に、未婚出産を選ぶ女性が多いようです。

 2.交際相手と意見がわかれた

父親が独身であったとしても、結婚や将来についての意見がわかれたが故に、未婚出産になることもあります。

当初はいずれ結婚するつもりでいた相手でも、妊娠して現実的に将来のことを話し合い始めたら、お互いの考えや価値観の違いが浮き彫りになることは多いです。

その違いがあまりにも大きく、夫婦としてやっていくのは無理だと判断し、未婚で出産する道を選ぶ女性もいるでしょう。
また、妊娠したことを告げたら、男性側が父親になる自信がないと弱腰になり、結婚を断念する女性もいるようです。

 3.結婚はしたくない、でも子供は生みたい

結婚はしたくないけれど子供は欲しい、と計画的に未婚出産をする女性もいます。
このような状態は未婚ではなく非婚や、選択的シングルマザーと呼ばれたりします。

父親となる男性とは結婚せず交際関係のままでいたり、はじめから相手に同意を得て妊娠のためだけに関係を持つ、という男女関係の形もあります。
結婚や他人と生活することに抵抗はあるけれど子供は産みたい、という女性も少なくないのです。

未婚出産に向けた準備

次に、未婚出産に向けてどのような準備をしていけばいいのかについて確認しておきましょう。

 1.出産をサポートしてもらえる環境を用意する

まずは、出産をサポートしてもらえる環境を探しましょう。

まずは親や実家を頼れるか検討しましょう。
また、妊婦を支援するNPO法人などもありますので、探してみましょう。

未婚で出産するからといって、ひとりで頑張らなければならないというわけではありません。
周囲の人をできる限り頼っていきましょう。


 2.出産に必要な費用を用意する

次に、出産に必要となる費用を準備しましょう。

妊娠から出産までには、妊婦健診のための費用や出産費用(入院費や処置費用など)がかかります。
病院によって正確な費用には若干の差がありますが、妊婦健診費用と出産費用を合わせた相場は、だいたい50万円前後となります。

ただし、健診助成制度や出産育児一時金など、妊婦が受けられる支援制度がありますので、実際の自己負担はそこまで高額にはなりません。

他には、妊娠によって体型が変わってくるので、マタニティウェアの用意も必要です。

 3.出産後でも出来る仕事を探す

出産に向けて仕事を退職していると言う場合には、産後の仕事を探しておきましょう。

出産して落ち着いてからでも探すことはできますが、何かとバタバタし、予定よりも仕事探しに時間がかかってしまうことも少なくありませんので、できれば妊娠中の、まだ身軽な時期に仕事を探しておいたほうが安心です。

シングルマザーへの理解がある職場や、育児と両立しやすい仕事を選ぶと良いです。
どこで探せばいいか分からないと言う方はハローワークで相談してみましょう。

未婚出産にともなう手続き

次に未婚出産にともなう手続きについてみていきましょう。

 父親に子供を認知してもらう

未婚出産で大切な手続きは、父親に認知をしてもらうということです。

認知とは、法律上の父親であることを書面に記して、役所に認知届を出すことを言います。
認知をしてもらえれば、未婚でも相手の男性と子供が親子であることが法的に認められ、父親である男性には養育費を支払う義務が生じます。

子供の生活や将来のためにも、認知をしてもらい養育費を支払ってもうことは大切なことで、決して「がめついのでは…」などと遠慮する必要はありません。
相手が認知を拒否した場合には、調停や裁判で争うことも可能なので、泣き寝入りはしないようにしましょう。

 出生届を出す

子供が生まれたら、市町村の戸籍課の出生届を提出しましょう。

出生届を出すさいには、印鑑・母子手帳・身分証明証・出征証明書を持参しましょう。

また、父親が子供を認知する際は、認知届も同時に提出して下さい。

子供のために必要な手続きを

今回は、未婚出産の手続きと準備について解説してきました。

未婚で出産・子育てをするためには、経済力や周りのサポートが大切になってきます。
どんな理由や事情で未婚出産をするにしても、子供の親は母と父の両方であり、母親だけが子供への責任をひとりで背負う必要は全くありません。

子供のためにも、まずは父親に認知をしてもらい、必要な養育費を受け取れるようにしましょう。

母親としてあえて認知を望まない、という場合も、自分と子供の幸せを第一に考え、頼れる人や制度にはしっかりと頼りましょう。

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