不倫している男性はなぜ家族に悪いと思っていても不倫しますか?
不倫する男性の葛藤とは?男性に不倫を止めさせるには
不倫している男性、と聞くと、どういったイメージを思い浮かべますか?
妻や子供がいながらも、身勝手に外でも愛人を作りいいとこどりをしている男性。 独身女性を手玉にとり、「妻とは離婚するつもりだから、待っていてほしい」と甘い言葉を言いつつも行動が伴わない男性。不倫する男性に、ずる賢い、悪い男、というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?
たしかに、不倫をしている男性には身勝手なところがあります。
自分の欲望に忠実で、周囲を傷つけている、というのは事実です。
ですが、不倫をしている男性の中には、不倫によって生じている葛藤に苦しんでいる男性もいます。
今回は、不倫している男性が感じている葛藤がどのようなものか調べてみたいと思います。
「夫が不倫をしているようだ」
「不倫疑惑のある夫にどのように接したらいいのか分からない」
という方は、不倫する男性の心理を知る参考にしていただければと思います。
不倫男性の不倫相手と別れられないという葛藤
不倫をしている男性の中には、もうすっかり不倫相手への恋愛感情は冷めているのに、別れられない、という人もいます。
なぜ別れられないのか、その理由は3パターン考えられます。
- 不倫関係が長く続いているため、恋愛感情はなくても情はあるというパターン。
- 不倫相手に別れを切り出したら逆上される予感があり、別れをうちあけられないというパターン。
- 別れを切り出したところ、金銭の要求をされたり、妻にばらすと脅されたり、相手が自傷行為を行うなど自暴自棄になってしまうかもと悩むパターン。
不倫相手と別れられなくなってしまった男性の葛藤はすさまじいものです。
自分の欲望に従った結果、抜け出せなくなってしまった彼らは、自分のせい、であることを自覚しています。それゆえに、葛藤は大きくなるのです。
また、この悩みを誰かに相談するのも、不倫という性質上難しいため、一人で家族と不倫相手の間で葛藤することになります。
不倫男性の「男の魅力」を必要としてくれる女性が欲しいという葛藤
「妻のことは家族として愛しているけれど、妻は自分のことを男ではなく夫としてしか見ていない」と思う男性がいます。
妻から「男としてみられていない」と感じた男性は、妻以外の女性に「男としてみてくれる人」を探そうとします。
不倫をする人は誰でも、「家庭の中では得られない承認」を不倫相手に求めているのです。
ただ、夫としての自分にも責任や充足感を感じていて、男として見られたいけど夫としても必要とされたいという葛藤があります。
こういったタイプの葛藤を抱えている男性の場合、妻との間に恋愛感情が復活したら、ぴたりと不倫をしなくなることもよくあります。
おそらく女性にも、このタイプの男性の葛藤と同じような
感情を持っている方はいるのではないでしょうか?
不倫男性の理想と現実のギャップに対する葛藤
理想の自分とは違う、現実の自分の姿にストレスが溜まり不倫に走ってしまう男性がいます。
このような男性は「不倫は悪いこと」だと理解していながら、現実逃避やストレス解消のために不倫をしてしまうパターンです。
家族に対して後ろめたい気持ちがあっても、不倫をすることで理想と現実のバランスをとろうとします。
そのため、このバランスを少しでも崩してしまうと、現実で取り返しのつかない大きな失敗をしたり、身近な人に暴力や暴言などの悪い影響を与える可能性があります。
理想と現実の自分に葛藤して、不倫をしてしまう男性は、家庭の中と外で別の顔を持つ二面性があるのが特徴です。
男性に不倫を止めさせるには
男性に不倫を止めさせるには、さきほど紹介した男性の心の葛藤を理解してあげる必要があります。夫に不倫を止めてもらいたい、不倫相手と別れて欲しいという方は、この葛藤を解消する手助けをしてみてはどうでしょうか。
夫婦で過ごす時間が増えれば、不倫相手と過ごす時間を自然に減らすことができます。
不倫相手と自然消滅は無理でも、男性の気持ちを少しづつ不倫相手から引き離すことはできます。
恋人の頃に戻ったつもりで新しい事を夫と一緒にやってみるのもいいでしょう。
夫を頼ることで、男性としての自尊心をくすぐることが出来ます。
夫のすることに無関心だったと思う方は、夫が今日何をしていたか聞いてみてください。
ただし、しつこく質問するのは厳禁です。
自然に会話ができる夕食のときやリラックスしている時間を利用して話を振ってみましょう。
このように妻から不倫をする夫に働きかけることで、不倫を止める可能性は高くなります。
女性のなかには男性にそこまでしなくてはならないのか?
と疑問に感じた方もいるかもしれませんが、夫に不倫をされても離婚したくない方は一定数いらっしゃると思います。
そうした女性は、この方法を参考に、夫の心にある葛藤を解消する工夫をしてみてはいかがでしょうか。
最後に
不倫になんの罪悪感も葛藤も感じない男性も存在します。
そのような男性にはいくら工夫をこらして不倫を止めさせようとしても無駄です。
罪の意識があったり、何らかの葛藤を抱えているような場合は、その不倫を止めさせることができる可能性がありますが。
葛藤している素振りや反省の態度が見られない場合は、きっぱりと離婚するのも選択のひとつです。
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