シングルマザーの生活費はどのくらい?

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シングルマザーの生活費はどれくらいですか?また、どんな受け取れる手当がありますか?

シングルマザーの世帯収入は平均で200万円ほどです。母子家庭を支援するための手当があります。手当を受け取るための条件と一緒に解説したいと思います。

シングルマザーはどのくらいの生活費でやりくりするの?



ここ数年、女性の貧困・シングルマザーの貧困が社会問題と表面化してきています。

日本は先進国の中でもまれにみるジェンダーギャップの大きな国で、男女の賃金格差は未だに是正されていません。

男性を100と考えたときに、女性は70しか賃金を受け取れていないという現状があります。

これは、先進国で最低レベルの水準です。
日本は経済活動において、まだまだ男性が優遇される国であることは間違いありません。

そういった状況のため、女性がひとりで、しかも子供を育てながら働くというのは、簡単なことではありません。

日本ではシングルで子育てする母親は貧困に陥りやすいということが統計上明らかになっています。

では、具体的にシングルマザーはどのくらいの収入を得て、どのくらいの公的支援を受けているのでしょうか? 具体的に見ていきましょう。


そもそもシングルマザーの平均収入はどのくらい?



令和3年の厚生労働省の調査によると、母子世帯は119.5万世帯、父子世帯は14.9万世帯と、ひとり親の世帯は圧倒的に母子世帯、つまりシングルマザーが多いことが明らかになっています。

シングルマザー家庭のうち、就業しているのは86.3%で、うち48.8%が正社員、パートまたはアルバイトが38.8%、自営業が5.0%です。つまり、約半数が正社員として勤務しており、約半数が非正規の仕事をしているということです

就労によって得られた収入については、年間平均で236万円となっています。

236万円で、子供を育てていくことが難しいことは想像に難くないでしょう。

しかし、同居家族を含む平均年収となると、少し上昇し、373万円になります。これは、シングルマザー家庭が、自身の両親を頼り同居しているケースが多いことが影響していると考えられます。

父子家庭の平均年収が496万円なのに対して母子家庭は236万円。260万円の差があります。平均収入を見ると、母子家庭の多くが貧困ギリギリであることが伺えます。

シングルマザーの生活費はどのくらい?



つぎに、生活費について確認しておきましょう。

 シングルマザーの生活費はどのくらいかかる?子供がひとりの場合

ここでは、小学生の子供がひとりいるシングルマザーの家計についてざっくりみていきましょう。

  • 家賃(親と同居する場合は無料)通常は5万程度
  • 電気代・ガス代 2万
  • 通信費(子供と親の携帯代)格安SIM携帯を使用すると考えて4000円程度
  • 食費 3万円
  • 給食費 5000円
  • 衣服・美容 2万円
  • 交際費 1万円
  • 生命保険 3000円
  • 子供の習い事 1万円
  • ガソリン代 5000円

こうみていくと、だいたい少なくとも16万円はかかることがわかります。
ただし、これは最低限の出費になるので、子供が熱を出したときの医療費、車検代、免許の更新代など、臨時の出費が多数予測されます。

 シングルマザーの生活費はどのくらいかかる?子供がふたりの場合

子供がふたりいる場合は、給食費や食費などがよりかかるようになります。
だいたい20万〜23万程度は最低でも必要だと考えて良いでしょう。

シングルマザーが受け取れる手当と受け取る条件とは?



次に、シングルマザーが受け取ることのできる手当について確認しておきましょう。

 児童手当

0歳から中学校卒業までの子供を対象とし、児童手当を受け取ることができます。金額は5千円〜1万5千円/月になります。

 児童扶養手当

ひとり親家庭が受け取ることのできる手当として、児童扶養手当があります。
この児童扶養手当は、収入によって受け取ることができる金額は変わってきます。所得制限にひっかからない場合は、平均で1万〜5万円/月受け取ることができます。

 児童育成手当

自動育成手当とは、ひとり親家庭の子どもが18歳になるまで受け取ることのできる手当です。こちらも所得制限があります。所得制限に引っかからなければ、月1万3500円を18歳になるまで受け取ることができます。


 特別児童扶養手当

子どもに障害がある場合、1級の場合は5万円、2級の場合には、
約3万円を受け取ることができます。こちらも所得制限があります 。

 住宅手当

20歳未満の子供がいるひとり親家庭は、市町村から助成金を受けることができます。詳しくは市町村に問い合わせをしてみてくだ さい。

 支払いの免除

所得が少なく、国民年金や国民健康保険の支払いが難しい場合には、免除や減額してもらえる可能性があります。詳しくは役所の窓口に問い合わせをしてみてください。

まとめ

今回は、シングルマザーの収入と生活費、受け取ることのできる手当についてご紹介しました。

シングルマザーの収入は平均するとかなり低く、ひとりで子育てしていくことが難しいという状況がお分かりいただけたかと思い
ます。

シングルマザーとして生き抜くためには、各種手当を賢く使い、慰謝料や養育費をきちんと請求することがマストであると言えるでしょう。

 よくある質問

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